徳島大学整形外科では
ロボット手術を導入しました。

股関節手術支援ロボット
Mako(メイコー)

WHAT IS Mako?

股関節手術支援ロボット
Makoとは?

Mako(メイコー)は日本で初めて承認された整形外科ロボティックアーム手術支援システムです。

Makoのロボッティックアームは、人工関節手術の際、傷んだ骨を削ったり、人工関節を設置する際に役立ちます。人の手のようにぶれることがなく、正確に動き、また止まることができ、計画通りの安全かつ正確な低侵襲の手術を可能にします。

人工股関節全置換術に使用した場合、人工関節の設置精度の向上、術後の早期機能回復などのメリットがあります。

導入の背景

徳島大学整形外科では人工関節手術において10年以上前から
コンピューターナビゲーションを使用してきました。
これにより非常に正確な手術を行うことができましたが、
今回導入されたMakoシステムによってさらに安全かつ正確な手術を行うことが可能となります。
このMakoシステムは2019年に厚生労働省の承認を得て、保険適応で利用可能となりました。
この度、国立大学で初めて当院に導入する運びとなりました。

股関節手術支援ロボット
Makoが使用できる
疾患について

関節は、日常生活において全体重を支える重要な関節です。様々な病気が原因で股関節に異常をきたすと、「歩く」「立つ」「座る」といった当たり前の日常生活動作ができなくなり、患者様の肉体的・精神的な負担は計り知れません。

下記のような疾患について、内服治療やリハビリテーションで疼痛改善が得られない場合、人工関節手術の適応となります。

  • 変形性膝関節症

    関節にかかる衝撃をやわらげ、関節の動きをなめらかにしている関節軟骨がすり減る病気です。骨が壊れたり、変形することで、痛みが出たり、関節の動きが悪くなったりします。進行すると左右の足の長さに差が出てバランスが悪くなったり、痛みが強く歩けなくなったりするため日常生活に支障をきたします。

  • 関節リウマチ

    関節に炎症が起こり、腫れて痛む病気です。関節内の滑膜が炎症を起こして増殖し、骨や軟骨を徐々に破壊することで、痛みが出たり、関節の動きが悪くなったりするため日常生活に支障をきたします。

  • 骨壊死

    大腿骨頭に流れる血流の悪化で栄養が行き届かなくなり、骨頭が壊死する病気です。進行すると骨頭がつぶれて、痛みが出たり、関節の動きが悪くなったりするため日常生活に支障をきたします。

Makoの3つのメリット

精密な術前計画

CT検査で得られたデータに基づいて、人工関節を設置する位置やサイズ、骨を削る深さなどを3次元的に計画することができます

正確で安全かつ低侵襲な手術

医師はロボティックアームを持って骨を削り、人工関節を設置します。治療計画にない(削る必要のない)部分にさしかかると止まる仕組みになっていて、治療計画以外の動きを制御することで計画通りの正確で安全かつ低侵襲な手術が可能となります。

術中調整

手術中は赤外線を使用して、患者さんの治療する部位と手術器具の位置関係を正確に計測しリアルタイムにコンピューター画面に表示します。医師はモニターを確認しながら、脚の長さや、関節が安定する適切な人工関節の位置を確認しながら手術を行うことができます。

未来に向けて

当院では2021年4月よりMakoシステムを用いた人工股関節全置換手術を開始いたしました。
今後は単純X線、CT、MRIなどの術前検査の結果を踏まえ、
Makoシステムを用いた手術の対象を拡大していきたいと考えています。
また、このような最先端機器を扱うことができる医師の教育にも注力して参ります。

お問い合わせ

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